マザーアース新発田は、2015年1月1日に新潟県下越地区初、「就労移行支援・就労継続支援A型」の多機能事業所として開設しました。働きたいけど、行動する勇気がない方、一歩を踏み出してみませんか?私たちスタッフが、働きたい気持ちをサポートしていきます。
マザーアースでは、様々な障害を持った方や生きづらさを抱えた方が働くための訓練や、実際の生産活動に向き合っています。共通しているのは、働く事への不安や苦しさです。今まで働いた事がない、社会に出るのが怖い、かつて働いていたけど、今は働く事が難しい、それぞれ悩みを抱えてマザーアースと出会います。 もちろん働く事自体楽なことではありませんし、時には辛いこともあります。人と付き合っていく事や、自分の事を説明する事も必要になってきます。自分には無理だと思うか、チャレンジしてみようと思うかは自分次第です。私達は今現在の状況を問わず、チャレンジしようという人を全力で応援したいと思っています。 是非あなたの「働きたい、だけど・・・」を聞かせてください。
マザーアース
西園町
西園町はA型と移行支援両方の支援を行いますが主に生産活動の支援拠点です。日々様々な作業を行います。
マザーアース
市役所前
サテライト
市役所前サテライトは新発田市役所至近にあり、移行支援のサテライト事業所として、主に職業訓練を中心とした就業の為の訓練を行う施設です。実際の企業の近い環境を用意しており、移行支援サービス利用者には一人一台のパソコンを使っていただいております。
人は何故働くのでしょうか。大きな問いですが、働いていると忘れてしまう問いです。
お金のため、家族のため、生活の ため、買いたいものの為。人それぞれに労働観がありますが、体や心に障害を抱え、なおも働く事を願い、就労する事を目標にひたむきに努力する人たちの姿を見ると、成長の過程で誰しもが一見当たり前に獲得する「働く事」について冒頭の問いを発せざるを得ません。
働く事とは、お金をもらう事なのでしょうか。大事な中間が抜けていると思います。それは、人に必要とされ、人から感謝された結果としてお金を頂いている、という言ってみれば当たり前の事です。人の役に立つ、人から褒められる。仕事をする事で得られる最大の報酬は「他者から認められ感謝される事」であるように思います。
一方でひとの幸せとは何なのか、米国ギャラップ社の調査によると、日本の主観的幸福度は51位、OECD加盟国35カ国中27位という低位です。経済的には上位にいながら、幸福度は極めて低いという事です。「人間が不幸なのは自分が本当に幸福であることを知らないからである」と言ったのはドフトエフスキーですが、働く事=お金と考えるあたりに理由があるように思えてなりません。
そこで「はたらくをみんなに」というスローガンを掲げました。これはハンディのある方へ、働く機会を提供し、同時に多 様性を受け入れ、一緒に働く事で企業様や一般の方々も働く事についての意味を、僭越ながらも再度考え直すきっかけにして頂ければ、と考えたからです。働き方は今後ITの発展に伴って変わっていますし、仕事の内容も変わっていきますが、人の役に立つ事が働くことの原点であり本質である事は不変であるように思います。そしてもちろん我々が地域の経済に役に立つ事も重要です。
マザーアースでは、それぞれの特性に応じたトレーニングや実際の仕事を通じて利用者自らの力で壁を乗り越えていく力を獲得するように職員が全力でサポートしています。ハンディを持つ方がそれを乗り越えて我々の所から巣立ち、働く現場に一人でも多く活躍することで、地元の企業様が活性化する。こういった良い循環を作り出したいと考えています。これらが私達の掲げるミッションです。まだまだ実力も経験も、何もかも不足していますが、思う所は変わりません。
障害をお持ちの方の就労への思いと、企業の生産力向上をマッチングさせ、働く現場がいきいきと活性化する手助けをする場としてマザーアースはあります。マザーアースを利用したい方、障がい者の雇用について関心のある企業様、まずはお気軽にご相談下さい。
代表 秦 徹 ー プロフィール ー
1973年新発田市で生まれる。新発田高校、上智大学を卒業後、建設デザイン会社新潟ヒロタカデザイン事務所にて16年勤務し、営業職、経営企画室室長を兼務、その後独立を経て、現在合同会社マザーアース代表および株式会社ケアライフ新潟代表取締役、新潟市異業種交流研究会協同組合副理事長、一般社団法人I have a dream副理事長
マザーアースの5つの支援方針
「それが本人の就労的自立に役に立つか」という視点で支援を行います。
「それが本人の就労的自立に役に立つか」という視点で支援を行います。
最終的にはマザーアースを離れ、社会と折り合いをつける能力を持ってもらうのが支援の目的です。その場限りの対処的支援は、短期的に安定を得られても、職員がいなければ、誰かがいなければ、マザーアースがなければ成立しない支援に陥る危険があります。それは自立ではなく依存となり、結果的に不安を深め、本人を苦しめる事になります。あるべき支援とはその人の困難を直接支える事ではなく、社会のなかでみずからの足で立つ力をつけさせる事だと考えます。具体的には職業訓練に加えて
・自らの変調に自身の力で気づき、自らの力で乗り越えていける力(レジリエンス)
・周囲からこの人となら仕事できる、と思われる力
・安定的に自分を律して日々を積み重ねる力
・周囲に適切な協力や支援を求められる力(セルフアドボカシー)
こういった力を付ける為の支援を行います。
マザーアースは通過点である、という視点で支援を行います。
安定的に通所できるようになると人間関係も出来てマザーアースに長くいたい、と思うようになります。それは自然な事ですが、移行支援はもちろん、A型であっても、マザーアースをステップとして企業への就労を目指す為の支援を行います。これは就労希望者のみではなく、全員に対してです。
従って、企業就労の場でNGな事はマザーアースでもNGであり、マザーアースでしか通用しないルールは極力排除し、過度に保護的な支援は行いません。支援の最終目標は就労であり、就労する市中の企業に近い職場環境を作ります。
障がい者としてではなく一人の人間として向き合い、本人の自己決定を尊重します。
当たり前ですが、どんな障害を持っていようとも、一人の人間であり、障害はその人の一部でしかありません。それぞれに持って生まれた性格があり、背景があり、歴史があり、その集合体として個性があります。我々は利用者の個性を認め、障がい者である利用者ではなく、一人の個性ある人間として向き合います。そして自らの事は自ら決める、人生の主人公として生きることが出来るよう支援を行います。
働く事の意義や喜びを感じてもらえる支援を行います。
働く事は苦役ではありません。働く事で人に必要とされ、感謝され、結果としてお金を得られます。仕事で得られる最大の報酬は「他者から認められ感謝される事」であり、経済的自立のみならず、それ自体豊かな人生形成に資するものです。我々は働く体験を通じてやりがいや、自信、チームで働くことの喜びや、達成感を感じてもらえる支援を行います。
「常に新しい知見、技術の習得に励み、支援の現場に活かします。
我々は、常に自らの支援を見直すために、研修や自己学習を通じて、最新の知見や技術の習得に努めます。経験則や自らの成功体験に頼った独りよがりの支援ではなく、就労支援のプロとして知識と技術の向上に自ら取り組みます。
経験豊かなスタッフが寄り添い、サポートします!
就労したいが一歩が出ない、どのよう にして就労すれば?など、不安や疑問 など悩む方が多いと思います。マザー アース就労移行では、その踏み出した 一歩を次の一歩二歩に繋げ就労(自 立)に結びつくようお手伝いすること を心掛けています。
一人ひとりが自分の得意なこと、苦手 なことに気づき、受け止められるよう に支援することを大切にしています。 得意なことについて伸ばすことはもち ろんですが、それ以上に苦手なことに ついて、自力でカバーする方法を、一 緒に考えることを心がけています。
小さなできることでも経験を積み重 ね、大きな自信に繋げ笑顔で就職して もらいたい。一緒に様々なことに向か い合い経験し、笑顔で就労できるよう に笑顔でサポートいたします!
皆さん一人ひとりと接する中で自分自 身が成長するきっかけを、たくさん頂 いています。皆さんにとって、私自身 がそういったきっかけの一人になれる よいうな、そんな人で在りたいと思い ながら、お仕事をさせていただいてい ます。
長所も短所も知ることで力になります。皆さんが自分自身を知る助けができればと思っています。そして、私たちと一緒に仕事をする中で、様々な経 験を重ね、自信をつけていって欲しいです。
主に施設外へ出て作業をしています が、利用者さん自身、当施設外へ出る 勇気を持って作業に取り組めるようフ ォローしています。障がいがあっても 自分に自信を持ち、経験を重ねる事で 就労へ進んで行って欲しいです。
障害があるから、と諦めるのではな く、障がい者だからこその優れた部分 もたくさんあります。もっと自分に自 信を持ち、良い意味で欲を持ってもら いたいと思います。勇気をもって一歩 踏み出し、特性を理解し課題を見つけ、日々の仕事、就労に向けて一緒に頑張りましょう。
困ったとき、迷ったときにどうしたらいいか、を一緒に考えていこうと思います。失敗やつまづきに囚われすぎず、経験として活かし、次に進む力にするようお手伝いさせていただきます。人生において、「自分らしさ」は大切です。自分がどのように生きていきたいのかを感じ取り、そこへ向かって一歩が踏み出せるよう頑張りましょう。
障害を持って働くことにたくさんの不安があると思います。その不安を一人で抱え込まず一緒に悩み考えながら目標に向かって進んでいきましょう。